セカンドオピニオン外来

（担当：百瀬満）

近年の専門医療は多様化しており、一人の専門医がその専門分野をすべて精通しているとは限りません。新しい治療や診療の考え方も年々更新されているのが現状です。

そのため患者さん個々の診断や治療も専門医により異なる場合があります。最近は特に侵襲的な検査や治療を行う場合、患者さん自身の承諾が必要です。その際、この検査や治療が本当に必要なのかどうかに疑問を持たれることもあるでしょう。

そのような場合、安易に承諾するのではなく、他院の専門家から意見を求めるセカンドオピニオンをお薦めします。当院では長年の大学病院勤務や学会・研究会などで新しい診療を学んできた経験から、循環器疾患に対するセカンドオピニオンを行っております。以下の要領でお受けしておりますのでよく読んでからまずは電話でご相談下さい。

セカンドオピニオンを受けた方がよいと思われる例

胸が痛い、あるいは心電図で異常が出たので他院にかかったところ、すぐに心臓カテーテル検査あるいはステントによる治療を勧められたが納得のいく説明がない。
心電図で不整脈を指摘され、すぐにペースメーカーの治療を勧められたが納得がいかない
自分の心臓病の診断や治療について納得のいく説明を受けていない、あるいは受けているが今後のために他の専門医の意見が聞きたい。

利用できる方は

成人の患者さん　（小児心疾患の方はお受けできません）
患者さんの意思を代行できる方（患者さんの同意が必要です）

お申し込み

予約制です。電話でご連絡ください。
セカンドオピニオンを受診された方は、原則として現在の主治医のもとで治療を継続して頂きます。はじめから主治医を当院に替えたいという方はセカンドオピニオンではなく通常診療でお受け致します。
想定される疾患によってはお受け出来ない場合がございます。予約の際に相談の上、判断いたします。

受診に必要なものは

患者さんの主治医からの紹介状（情報提供書など）
臨床検査所見（画像データなど）

実施内容

提出頂いた紹介状、検査データなどにより、診断や治療について意見を述べます。
薬剤投与や処置などの治療は行いませんが、検査を追加して受けて頂く場合があります。この場合には日を替えて保険診療で実施します。
診療時間は、概ね１時間以内とします。

料金

健康保険などの適用、および減免措置はありません。自費診療となります。
基本料金は、1回につき15,000円（消費税込み）です。

セカンドオピニオンでお話した内容は、文書により患者さんの主治医へ報告します。